江戸時代、下関の生んだ旅する女流文人「田上菊舎たがみきくしゃ」を顕彰する菊舎顕彰会のページです。
−お知らせ−
「頭陀袋 一字庵通信」を更新しました。
「菊舎二百回忌法要のご報告」
頭陀袋 一字庵通信
9/9より太翔館にて企画展「一字庵の継承」が始まります。
行事予定
令和7年度菊舎顕彰俳句大会の投句は締め切りました。たくさんのご応募ありがとうございました。
行事予定
「菊舎に続け!令和の子ども俳句」を更新しました。
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菊舎顕彰会
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九月の絵手紙
稲干ておだやかな世や陣の原

     菊舎 三十齢 「手折菊・一」


盆踊り後、米沢街道に面した関川村の渡辺一陽斎邸に数日滞在して、雅会をします。 渡辺氏は、村上藩の郡奉行をつとめた大地主で、今もその豪壮な屋敷が保存され、NHKドラマ「蔵」のロケにも使われました。 そこを発った菊車は、中小松から小出まで馬にて送られ、やがて、源義家が陣を敷いたという「陣の原」に出ました。 すると、やつれ姿の馬子が、縄帯の間より紙を一枚取り出して、鞍の前に挿し挟み発句を所望します。 感心した菊車は、即座に、この一句を馬子に書き与えました。


 ―顕彰会員・元永伸枝さんの
   絵手紙作品を掲載します―

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