江戸時代、下関の生んだ旅する女流文人「田上菊舎たがみきくしゃ」を顕彰する菊舎顕彰会のページです。
−お知らせ−
 令和三年度
菊舎顕彰俳句大会中止の
お知らせ

行事予定
会員の中村 佑さんが菊舎
物語の後編『きぬたの音』
を上梓されました。
「きぬたの音」
 「菊舎顕彰会会報第21号」
を発行しました。
顕彰会の紹介」より
ご覧ください。
更新履歴
 
【八月の菊舎句】

晴な盆や西に東に生身魂いきみたま

美濃 四十一歳   

 生身魂いきみたまとは、盆に父母・主人・尊者などに、子や目下の者が贈物などしてもてなす礼のことだが、尊者をいうこともある。中元のルーツもここからとか。
 当時、長府藩主の御側医であった菊舎の父は、藩主の二女数姫(一歳余)の江戸入りの御供をして、五月に長府を出発していた。盆になり菊舎は
「東の父をおもひ、故園長門の母をおもひ、左右へ佳節の心栄えをみずから祝しよろこび侍りて」と詞書をして掲句を詠んだ。しかし、その頃父の身辺は悲惨であった。数姫が道中腹痛をおこし、どうにか六月に江戸に着いたものの、八月には死去。誕生当日より御付きを蒙っていた父の悲嘆を、その時の菊舎は、まだ知る由もなかった。離れていてもこの世に両親のいる有難さを、「こゝろ運ぶまでの祝ひよ生身玉」とも詠んでいる。


菊舎顕彰会
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