江戸時代、下関の生んだ旅する女流文人「
田上菊舎
(
たがみきくしゃ
)
」を顕彰する
菊舎顕彰会
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十二月の自画賛
「札七枚」句 宝船図
これより札一枚参らせければ
其返ぽうとて三分札五枚と
二ふん札弐枚恵まれし幸
大三十日是を敷寝して
札七枚
小判の
鬚か
たから
船
菊舎
享和三年(一八〇三)、菊舎五十一歳の歳暮、博多の高田家に泊り年を越す。恵まれた札を敷寝して、「敷も縁か袖のみなとに宝船」 とも詠む。迎えた正月、儒医・亀井南冥の前で七絃琴を弾き、漢詩を贈り、千代の松原にも同道。楽しい年末年始をおくった。
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