頭陀袋  一字庵通信

頭陀袋 一字庵通信 bV6  2024年6月15日

今年の梅雨入りは遅れているようで、毎日暑いですね。
皆さん、いかがお過ごしでしょうか。今日は、只今開催中の菊舎展への観覧のお誘いです。
先ずは、長府庭園三の蔵で開催中の「菊舎・東海道五十余駅画賛今昔」です。
寛政六年(一七九四)春、菊舎が江戸よりの帰途、東海道の佳景を心に染め置き描いた五十三次の画賛と、二百三十年経た現在のその場所の写真とを並べて展示しています。写真撮影者・中村佑氏の菊舎と写真にかける熱い思いがじんじん伝わる展示です。明日の日曜日で終わりますので、ご都合をつけて、ぜひ、足を運んで見てくださいね。中村氏は、当ホームページの「よそ見 わき見 気まま旅」を発表している菊舎顕彰会の会員さんです。

「菊舎 旅と友を愛したひと」の展覧会の会期は、
市立美術館、七月十五日(月・祝)まで、
歴史博物館、七月二十一日(日)までです。
こちらも、またとない展覧会です。どうぞ、ご観覧くださいませ。

最後に、今月三十日(日)午後一時より、美術館講堂において、市内小学校十三校の二十四名による俳句相撲が行われます。 四股名をつけた八組が東西に分かれて取組、観覧者の挙げる団扇の数で勝敗が決まります。 果たして横綱になるのは誰のどんな俳句?ハラ〳〵ドキ〳〵の美術館場所です。観覧のすべての皆さんにお土産も用意されています。楽しみにしていてください。ご入場をお待ちしています。

一字庵十一世 岡 昌子



頭陀袋 一字庵通信 bV5  2024年1月21日

 皆さん、こんにちは。三年ぶりに頭陀袋を一杯にして、一字庵が戻ってきました。 長い間の雲隠れご心配おかけしました。私もまもなく八十の誕生日を迎えます。 近年は年中行事のように入退院を繰り返しつつも、細々と調査資料の整理をし、念願の『田上菊舎和歌集』や『田上菊舎年譜集成』を編集・刊行することが出来ました。 たくさんの方々のお支えのお蔭であり、御礼を申し上げます。
 さて、今年も恒例の子ども新春俳句相撲大会が太翔館(豊北町歴史民俗資料館)で行われました。 NHKや民放テレビ局、新聞社の取材も入り盛況でした。
菊舎顕彰会の俳句相撲は、平成十五年(2003)年秋、菊舎生誕地の田耕小学校の児童相手に始めました。 その時は体育館に集まった全校生と、菊舎俳句カルタ(大判で手作り)取りもしたと記憶しています。 それから二十年間、顕彰会の名物行事として、幼児から大人までを相手に各地で俳句相撲を開催しています。 俳句を通して、菊舎の願いのこもった地域文化の発展に寄与したいと思います。
一月十八日、豊北小学校五年生三十五名が、豊北町にちなむ四股名をつけた八つの班に分かれ、取組表に従って俳句で勝負。 東西の団扇の数の多い方が勝ち上がっていくトーナメント方式です。佳句が僅差で落ちたり、ハラハラドキドキの相撲でした。結果は次の通りです。

横綱土井ケ浜「すごろくや家族で遊ぶもりあがる」
準優勝 敢闘賞鬼の岩「かめ山のかいだんのぼる初日の出」
殊勲賞河豚の海「初日の出雨雲かぶり見えぬ朝」
技能賞梨の山「初日の出まぶしい朝にあいさつす」
角島湖「夜はふける上がれぬすごろく目をこする」
白滝山「お年玉たいきんもらって初笑い」
太翔士「初日の出きれいな海にきらめくよ」
二見万重「すごろくをしようと思い人集め」
一字庵賞(個人の部)「妹の寝顔見るなり初笑い」 今西 栞

これから小学校に投句箱を置き、顕彰会が児童たちの俳句を集めて指導にあたることになりました。 素晴らしい日本の言葉と自然に、心を寄せてくれることを大いに期待しています。 そして、時折、会のホームページに発表できればと思っています。
一字庵十一世 岡 昌子


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