菊舎につづけ!
こどもの俳句
新春俳句相撲大会(2010年)
田耕小学校(下関市豊北町田耕)
指導・菊舎顕彰会会長 岡 昌子
 菊舎の生誕地、田耕小学校の新春恒例俳句相撲大会が、2010年1月16日に開催された。全員で「菊舎俳句カルタ」とりをした後、初めての試みとして5・6年生による俳句対決が行なわれた。四枚の紙から一枚を引き、そこに書かれた季語を使って三人が同時に3分以内に俳句をつくり、誰の作品かわからないように先生が大きな紙に清記、三つを黒板に張って読み上げ、全校生が好きな句にうちわを上げて採点していく方法である。どんな季語が出題されるか本人はもちろん、先生も参観の保護者もワクワクドキドキの緊張感が走る。そんな中で生徒が作った俳句を一部紹介する。                           

(雑煮)



(書初)



(初笑)

(かるたとり)   
朝早くばあちゃん雑煮の準備かな

お雑煮の味付け忘れ水煮かな

書初めの見本を忘れ母が書く

うで重く服をぬぎすて書始め

初笑い上が大きい雪だるま


かるたとりお手付きばかりして〇枚
隼人

彩伽

愛香

彰史

麻菜美

頌平

−さすが、投句箱のある小学校の生徒たち−
相撲大会の席題は「マスク」と「おでん」。12月にはインフルエンザで休校した小学校なので身近な季語を出題する。これは全校生が参加。班ごとに代表の一句を決め、東西に分かれて勝負。団扇の数で競い大関や横綱が決定した。このなかで優秀作一句に私から一字庵賞の「菊舎俳句集」と俳句手帳をプレゼントした。

一字庵賞作品  おでんなべあつあつ玉子おどってる  滉平 
 (岡 昌子記)  

下関市立豊田中小学校俳句教室
下関市立豊田中小学校では1月19日(月)に岡昌子会長を指導者に俳句教室を行いました。
当日はインフルエンザが猛威をふるい欠席の児童がかなりいましたが、短い時間にたくさん俳句を作ることができました。
季題は新年にふさわしい「書きはじめ」「かるたとり」でした。
1・2年生は初めての俳句作りでしたが楽しく俳句づくりができたようです。


1年
○しんけんに きれいにかこう かきはじめ 

○かるたとり かあさんにかち たのしいな 

○せきしょ会 体いくかんで 字を書いた 

○かるたとり 休んでしまって おこられた 


まい

たくろう

こうへい

ゆうた
2年
○書きぞめを いっしょうけんめい 書きました 

○書きはじめ 今年さいしょで 上手かな 

○はじめから きれいに書こう 書きはじめ 

○かるたとり カードいっぱい とるがかち 

○書きぞめを ゆっくり書きすぎ 時間ない 

○豊田中 インフルエンザが はやってる 

○せきしょ会 すみをこぼして たいへんだ 

○書きはじめ 手本を見なく まちがえた 


さやか

ゆうすけ

ありさ

こうき

めい

みさき

ひろと

たいが
3年
○席書会 さいしょの文字を まちがえた 

○読み始め みんながだまる かるたとり 

○しんとなり みんな目をむく かるたとり 


康司

篤志

美遙
4年
○とりあって  ぐちゃぐちゃになる かるたとり 

○席書会 すみをこぼして おおあわて 

○かるたとり 切り札とられ 敗北だ 


千春

光希


5年
○最初の字 ドキドキ書くよ 筆始め 

○筆始め 最初の一字 ふるえるな 

○かるたとり やる気があったが お手つきだ 

○筆初め みんなの心が 現れる 


智恵美

和弥

耕太郎

章光
6年
○一画目 手がふるえてる 筆始め 

○筆始め 筆を忘れて おおあわて 

○かるた取り みんなお手つき ばかりして 

○書き初め なかなか書けない 最初の字 

○筆初め 筆の穂先の 頑固者 

○一本目 集中をして かるた取り 

○かるた取り いとこと一緒に 大騒ぎ 

○ていねいに みんな真剣 筆初め 

○書き初め みんなきれいに 仕上げてる 


恵梨子

藤弥

敏毅

千智





沙季

大機

萌子

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