月を笠に  一字庵十二世通信

月を笠に 一字庵十二世通信 その一
  令和七年十月二十五日

 十月十九日、十一世岡昌子より一字庵を継承しました、十二世耕誦こと古川裕三です。 一字庵通信も十一世からバトンタッチです。どうぞ末永くお付き合いの程よろしくお願いします。
 まずは立机式、句碑除幕式、俳句大会のお礼から。
たくさんの皆様にお越しいただき、素晴らしい立机式を挙行させていただき、誠にありがとうございました。 一字庵十二世として、これまで以上に頑張ってまいりますので、皆様のご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
 一回目の今回は、私の祖父でもある一字庵九世虹雨(清)の句碑を紹介します。 この句碑は、亡父哲郎が平成三十年、虹雨(清)の三十七回忌に併せて建立しました。 場所は父の農場であった豊北町田耕大庭の山中にある、国営農地の中です。 句碑を建立し、五月の連休に三十七回忌法要を無事に終えた父・哲郎でしたが、その翌月病に倒れ、治療の甲斐なく自身の誕生日でもある九月九日にこの世を去りました。
 今日、十二世継承後初めて農場を訪れた私は、句碑の前で継承の報告をさせていただきました。十一月からは白ネギの出荷も始まります。 まずは昼耕が待っているようです。

一字庵十二世 古川耕誦

 暴れ梅雨
  音して墜ちし
   吾が生涯

 第九世 一字庵 虹雨




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